NHKクローズアップ現代 「“和の心”を輸出せよ~世界に広がるBONSAI」(1月30日放映分)を観ました。
日本では高価なもの、お金持ちや時間に余裕のある人の趣味、手入れが大変、そもそも育て方がわからない、マンションで育てる場所がない・・・等、幅広い世代、裾野の広い趣味にはなっていないようです。
しかし、イタリアやフランスでは愛好家が増えているようです。
あちらの方からすると「盆栽」は、東洋的な神秘性を持ち、アートとしての「生きた芸術作品」となります。
盆栽も扱うフラワーショップ、愛好家の家でのパーティ・・・
盆栽の国内販売額は2009年で5億円(40年で6分の1)、海外輸出額は2010年で61億円(5年で4倍)(JETRO、香川県調べ)となっています。
イタリア ミラノにあるクレスピ・ボンサイ社は2ヘクタールの施設に10万本の盆栽を展示し、盆栽の卸販売を行っており、
1.気軽に盆栽の世界に入ってもらえる為に、一鉢100ユーロと比較的安い盆栽を充実させている
2.愛好家の積極的育成の為に盆栽大学を開催し、購入者に基礎から応用まで教える
3.熟練度の増した顧客に初めて高級な盆栽を紹介する(優越感を刺激する)
4.将来の顧客を育てる為に8~14歳の子ども達を対象にした盆栽キッズ講座を開催している
と大変、ユニークで熱心な取り組みをされております。
そこでふと私(代表 片桐)が思ったのは、盆栽を育ててこられた方がお亡くなりになった場合、その盆栽はどうなるのだろうということです。
中には処分されてしまうものもあるのではないでしょうか。
もしそういうケースがあるとすれば余りにももったいないことで、小さいながらも樹齢は何十年~何百年というものもあります。
かと言って残された家族が上手く面倒を見られるかと言うと、そうでもないでしょう。
だとすると盆栽販売業者に買い取ってもらうということになるのでしょうか。
余談になりますが、私の友人に釣り好きがいて、海外に行って、海の大物を釣り上げた時は、facebookで画像をアップしています。
その友人にはやたら外国の友人が増え、コメントも多くあります。
盆栽愛好家の平均年齢は高いとは思います。とするとネットとの距離感はかなりあると思いますが、ネットになれておられる盆栽愛好家の方は是非、その画像をfacebook、手入れをYouTube等でアップされてみては如何でしょうか。(海外で有名になれるかも知れません)
また円高で輸出産業に逆風が吹いてはおりますが、盆栽は国内での値下がりを考えると円高下でも、そう大きな逆風でもないのかも知れません。
生きた芸術作品としては他に錦鯉や金魚も思い浮かびます。
これらも輸出されているようですが、日本が持っている独特の東洋的神秘性を秘めた芸術作品は他にも多数あるのではないでしょうか。
広い意味では、和食、着物、扇子、切手、日本刀、包丁、日本画・・・
私は盆栽が和の心を輸出する最大で唯一のものだとは思いません。
もっと適したものがあると思います。
ただモノを輸出するだけでなく、そこに「和の心」を付加価値として付けること、また外国人に見せること、外国人のウォッチを観察することの大切さと別の視点でものごとを見つめなおしてみることの大切さを教えてもらいました。
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:07:55 | 記事URL