トピックス

2017年11月 9日

持たない豊かさ満喫 若者たちの新地平 広がり無限、シェア経済

 本日(9日)の日経朝刊 第10面に記事掲載されました。

 モノの所有に関心が薄く、堅実消費で体験やつながりを重視。そんな価値観が根付く20代~30代半ばのミレニアル世代はモノやスキルをネットを介して共有するシェアリングエコノミー(共有経済)と共鳴する。

 10月中旬。仕事で疲れた僕(35)は思い立って旅に出ることにした。手持ちのお金は少ない。でもその地域に入り込む特別な体験をしたい。向かったのは佐賀県の山あいの街、小城市だ。

 費用を節約するため、格安航空会社(LCC)で東京から佐賀へ。宿泊先も民泊仲介サイトのエアビーアンドビー(https://www.airbnb.jp/)で探し、5千円ですませた。目的地までは15分206円のカーシェアで向かった。

 旅先は体験プラン仲介の「タビカ」(https://tabica.jp/)で探した。農家や職人ら個人が企画した稲刈り体験や塩こうじ作りなど400ものメニューが並ぶ。目に留まったのは小城市での滝行と温泉、名物のコイ料理作りがセットのプランだ。

 まず地元の名所「清水の滝」に打たれる。隣には「妻の安産を祈りながら、珍しい手づくりの体験をしたい」という公務員の安藤一政さん(30)がいた。2人で近くの寺で作法を教わり白装束で滝つぼへ向かった。

 そしてメインイベントのコイの料理作り。技を披露してくれたのは地元のコイ料理店・鯉しげの料理人、江里口大さん(41)。うまく薄切りできないコイのさばき方を教わる。臭みもなく歯応え抜群。体験は4時間で4千円だ。

 交通費を入れても1泊2日で3万円ちょっとで済んだ。一見すると、旅行会社のパックツアーにみえる。しかし、宿泊先から観光先まで決められているお仕着せのツアーとは違う。宿泊先や移動手段も自分で組み立てられる。滝行やコイの薄切りはタビカが江里口さんの仕事の合間の時間を「シェア」してもらい提供したもので、既存のツアーでは出会えなかった。

 「カンパーイ」。10月中旬、都内のビルの一室。大学時代の仲間という27~30歳の女性がそれぞれ赤ちゃんを連れて仮装。ハロウィーンパーティーの始まりだ。

 海老沢茉喜さん(29)が空き空間貸し借り仲介のスペースマーケット(https://spacemarket.com/)で予約した。5時間で税別4400円。「赤ちゃん連れ可能なカフェもあるが周りに気兼ねしてゆっくりできない」と今井奏子さん(30)。西郷明日香さん(27)は「広くて複数の部屋があり授乳もしやすい。また使いたい」と話す。4人もミレニアル世代だ。

 この部屋で入社2年目の若手男性記者(23)も同期とパーティーをした。仮装メークはスキル売買のココナラ(https://coconala.com/)で、「傷メーク」を指南する占師の女性から1000円で教わった。食べ物はライドシェア(相乗り)大手の米ウーバーテクノロジーズの配達サービス「ウーバーイーツ」(https://www.ubereats.com/)で普通の出前にないイタリア料理店から取った。

 配達員の上原中庸さん(35)はトラック運転手だが空き時間に自転車で配達する。「人と話すのが好きで始めた。5万円稼ぐ月もあり副業としても重宝する」という。

 最近、中国では自転車に次いで、傘までシェアするサービスが生まれた。シェアサービスはあらゆる「モノ」に及び、今まで換金が難しかった自分のスキルや専門知識という「コト」にまで対象が広がっている。タビカは江里口さんのような職人の空き時間を「シェア」してもらい、事業化している。こんなところにもシェアサービスが入り込んでいるんだと実感した。

 シェアが進むと主要8ヵ国・地域で車の保有台数が最大53%減るとの試算もある。百貨店など「リアル店舗」はネット通販の伸長と相まって閉鎖が相次ぐ。僕自身、将来への不安もあり高価なブランド品や駐車場代や保険がかかるマイカーは持っていない。

 しかし、シェアリングサービスが広がれば駐車場がないために車を買えなかった人がドライブできるようになるかもしれない。サービスを受ける側だけでなく、提供する人も自分のスキルといった「一芸」がビジネスになって、新たな生きがいも手に入れられるかもしれない。経済は縮むかもしれないが、高価で手に入らなかったモノや場所をシェアすることで、個人の生活はより豊かになるだろう。

 「君のモノは僕のモノ」。シェアの広がりは経済社会を変革する大きな契機になる。

 以上、皆様のお役に立てば幸いです。

投稿者:株式会社コストダウン 日時:14:19 | 

  • mixiチェック
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コストダウンのお問い合せ

あなたの会社の経費、見直されていますか?

御社の経費を無理なくコストダウン

電話でのお問い合せ
フリーダイヤル 0120-875-430
株式会社コストダウン

トピックス

過去の記事

2017年分
2016年分
2015年分
2014年分
2013年分
2012年分
2011年分
2010年分
2009年分
2008年分
2007年分
2006年分

毎週ひとネタ 知って得するコストダウン情報! タイトル画像

メールアドレスを入力してボタンを押すと登録・解除できます。

登録フォーム

解除フォーム