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2018年1月 4日

「複業」私を咲かせよう 君のワザ アマチュアだってお金生む!

 1日の日経朝刊 第3面に掲載されました。

 ひと味違う戌(いぬ)年の年賀状を届けた。

 東京・渋谷のデザイン会社に勤める猪野世利香さん(40)は、子供たちを寝かしつけるともうひとりの私に変身する。ハンドルネームは「serivan」。メールでもらった家族写真などをもとに、パソコン上でぐいぐいイラストを描き上げる。年賀状の依頼が一気に増える師走は、この「副業」が忙しくなる。

 デザインの専門学校を出た。取引先に描いたイラストの評判が良かった。似顔絵をプレゼントした相手がみんな喜んでくれた。趣味と本業の延長かもしれないが「自分のスキルがいかせ、やりがいを感じる」。2年前始めた自宅での副業、今は「子どもの習い事代の足しにはなる」と笑う。

 戦後2番目の景気回復の長さになったニッポン。さらに長持ちさせるには、時代の変化にあった風通しの良い経済の構造こそ望ましい。

 インターネットサイトの「ココナラ」(https://coconala.com/)。売り買いされているのは、おすすめのドライブコースを提案する、難しいエクセルの作業を助ける、不幸を歌に変える・・・。さながら、これまで日常生活に埋もれてきたワザやアイデアの展示会だ。会員数は65万人いる。

 猪野さんもサイトを触媒にして、ワザの売り手になった。イラスト料金は1人につき500円から。いわゆる「シェア経済」は民泊や車など現物の共有にとどまらない。技能や時間を切り売りし、ほしい人がいればお金を生み、必要な人が値をつける。そんな時代がやってきた。

 職業、名付け親。東京都新宿区の会社員、加来幸樹さん(34)はキャッチコピーをつける副業を持つ。共有した時間に応じてお金をもらう「タイムチケット」(https://www.timeticket.jp/)というサービスを使い、仕事名は「それだ!感のあるネーミングを考えます」。

 居酒屋には、新しい社会貢献の基金の名前を提案した。電車内で譲る席を妊婦に伝えるスマートフォンのサービスは、困っている人に手をさしのべるという思いを込め「&ハンド」と命名、採用された。「会社に守られるのでなく、自分でキャリアをつくっていきたかった」。本業の勤め先、ネット広告のセプテーニ・ホールディングスも副業解禁という形で、加来さんの背中を押す。

 もちろん、副業はいいことずくめではない。企業経営者が技術の流出を恐れるのは当たり前だし、結果として長時間労働を助長するかもしれない。副業への対応だけをもって、企業の良しあしは決まらない。

 2012年に副業を解禁したソフトウエア会社、サイボウズの青野慶久社長(46)は「本業・副業という考え方自体が時代遅れだ」と話す。

 同じような仕事でも、業種が違えば気遣いも立ち振る舞いもかわる。人事部の担当者は「どこまで通じるのか試したい」という思いで、保育所を運営するNPO法人、フローレンスの人事部の門をたたいた。

 複数の会社の人にもまれ、複層的な視点を持てば、本業にも良い影響を必ずもたらすはず。副業ではなく『複業』だ――。青野さんは好んでこの言葉を使う。

 人材や場所、時間など眠れる宝、活用しきれていない財産がこの国にはまだまだある。成長底上げへのヒントを探り当てるため、今こそここ掘れ。

 以上、皆様のお役に立てば幸いです。

投稿者:株式会社コストダウン 日時:08:01 | 

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