【来年】2008年 負担減になるもの・負担増になるもの! « 前の記事 次の記事 » 増えねばいいが企業倒産!

2007年12月30日

【来年4月から】政府 自賠責保険料 2~3割 引下げ方針!

 本日の日経朝刊 第1面 トップに、「自賠責保険2-3割下げ 11年ぶり 自家用、年2500-4000円安 来年4月から」と題して記事掲載されました。

 自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)は、すべての自動車、バイク保有者に加入が義務付けられている保険です。

 最終的には、来年1月に自賠責保険審議会(金融庁長官の諮問機関)が損害保険料率機構が作る案を基に決定致します。

 2007年度の自賠責保険料(自家用乗用車、2年契約、沖縄・離島を除く)は、31,730円。

 この内、900円を政府が補助しており、契約者が負担する実質保険料は30,830円でした。

 実質保険料の急上昇を抑える為に、政府は2002年度から6年間に限って運用益を還元、保険料の一部を補助してきました。

 しかし、来年度からはその補助がなくなります。

 今回の方針が決定すればその分を補って余りある引き下げになり、負担減になります。

 引き下げ理由は、

 ・支払った保険料を保険料収入で割った「損害率」が今年度 106.9%の想定に対して、実際は85%程度にとどまりそうである。(その要因として、飲酒運転厳罰化の効果、シートベルト着用率向上によるところが大きい)

 ・サブプライム問題が起こるまでの数年間は運用環境も良く、運用益の残高も増加している。

 ・2006年12月から事故率の低い農協の自賠責共済と通常の自賠責保険を一体管理するようになったことで、全体の損害率が下がった。

というものです。

 以上、皆様のお役に立てば幸いです。 

投稿者:管理者 日時:04:49 | 



著作権について