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2013年10月15日

すごい生涯現役−超遅咲きのマンガ家 やなせ たかし氏

 「アンパンマン」のやなせ たかし氏が一昨日(13日)、心不全でお亡くなりになりました。

 満94歳。

 私(代表 片桐)はやなせ たかしさんというお名前は知っておりましたが、アンパンマンとつながっておりませんでした。

 名前を今でも耳にするだけに、94歳の方とは思いもよりませんでした。

 Wikipediaで調べてみましたところ(分かり易いように西暦を氏の年齢に変えております)

 28歳で三越宣伝部のグラフィックデザイナーになり、副業で漫画家をしていた。

 34歳で三越を辞めて、専業漫画家となった。

 漫画で得る収入が三越の給料を三倍ほど上回ったことで独立を決意したという。

 独立はしたものの漫画家としてはなかなか芽が出ず、漫画やイラストの仕事よりも舞台装置の製作や放送作家、作詞家としての仕事の方が多かった。

 54歳で出版した子供向け絵本『あんぱんまん』が転機となり
 
 61歳に『アンパンマン』で日本漫画家協会賞大賞を受賞、62歳で勲四等瑞宝章を受章、66歳で『アンパンマン』で日本漫画家協会賞文部大臣賞を受賞。

 自身74歳の時に暢夫人が逝去して独り身になってからは、誕生日などのイベントに「架空結婚式」(相手は里中満智子など)も行ったりしていた。

 92歳の頃から眼の調子が思わしくなくなる。

 93歳の日本漫画家協会賞の贈賞式では元気な様子を見せたが、高齢と体調不良を理由に日本漫画家協会の理事長を辞任すると発表し、同協会の会長に就任した。

とあります。

 またWikipediaで「アンパンマン」について、

 『その原型作品は、40歳の時に「PHP」誌に連載されていた(大人向けの)読み物『こどもの絵本』(単行本のタイトルは『十二の真珠』)の第10回連載「アンパンマン」(10月号掲載)。このときは頭部も普通の人間で、ただし空腹の人のところにパンを届けるという骨子は同一だった。
 54歳の時に、これを発展させたキャラクターとして、あんパンでできた頭部を持つ「あんぱんまん」(初期の作品では平仮名で表記されており、デザインもやや異なっていた)が「キンダーおはなしえほん」(フレーベル館)10月号に登場した。ちなみに同書は、やなせ初の幼児向け絵本であった。56歳の時にキャラクター名を片仮名に変更した続編の絵本『それいけ!アンパンマン』を出版。
 初期の作品でタイトルを平仮名で表記していたのは幼児向け作品という理由だったが、平仮名で書くのは違和感があったので後の作品では片仮名に変更したという。
 絵本のアンパンマンは当初、貧困に苦しむ人々を助けるという内容であり、未就学児には難解な内容で、編集部や批評家、幼稚園の先生などから酷評された。
 しかし、次第に子供たちの間で人気を集め、幼稚園や保育園などからの注文が殺到するようになった。
 読者の中心である子供たち(2・3歳児)に合わせ、アンパンマンの体型も初期作品の8頭身から3頭身へと変わっていった。
 そして絵本がシリーズを重ねていくに伴い、アンパンマンの仲間や敵のキャラクターが増えていった。

 ヒーローとしてのアンパンマンが誕生した背景には、やなせたかしの従軍経験がある。戦中はプロパガンダ製作に関わっていたこともあり、とくに戦いのなかで「正義」というものがいかに信用しがたいものかを痛感した。
 しかし、これまでのヒーローは「正義」こそ口にするが飢えや空腹に苦しむ人間へ手をさしのべることはしなかった。
 戦中、戦後の深刻な食糧事情もあり、当時からやなせは「人生で一番つらいことは食べられないこと」という考えをもっていた。
 50代で「アンパンマン」が大ヒットする以前のやなせは売れない作家であり、空腹を抱えながら「食べ物が向こうからやって来たらいいのに」と思っていたという。
 こういった事情が「困っている人に食べ物を届けるヒーロー」という着想につながった。
 アンパンマンと「正義」というテーマについて、やなせは端的に「『正義の味方』だったら、まず、食べさせること。飢えを助ける。」と述べている。
 また別のインタビューでも、やはり「究極の正義とはひもじいものに食べ物を与えることである」と述べている。
 空腹の者に顔の一部を与えることで悪者と戦う力が落ちると分かっていても、目の前の人を見捨てることはしない。かつそれでありながら、たとえどんな敵が相手でも戦いも放棄しない。これらの点について「ほんとうの正義というものは、けっしてかっこうのいいものではないし、そしてそのためにかならず自分も深く傷つくものです」第1作『あんぱんまん』のあとがきよりと、自身が絵本のあとがきで語っている。
 そしてアンパンマンは食べられることはあっても、食べることはない。
 それは単純に(カレーパンマンやしょくぱんまんとは異なり)アンパンマンが食事をする場面が一度も描かれないことにも現れている。
 「飲食」が大きなテーマとなった世界で、本来の「食べる」と「食べられる」の食物連鎖的な循環を裁ち切り、自らを食事としてのみ差し出す自己犠牲こそがアンパンマンのヒーロー性を支えているのである。』

 とても元気づけられるキャリアと思考です。

 以上、皆様のお役に立てば幸いです。

 参照:

 Wikipedia 「やなせたかし」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%84%E3%81%AA%E3%81%9B%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%81%97

 Wikipedia 「アンパンマン」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%83%B3

投稿者:株式会社コストダウン 日時:21:31 | 

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