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2015年5月24日

「歩く」ということ、「歩ける」ということ

 実は私(代表 片桐)は今年1月末に「椎間板ヘルニア」になり、23日間、普通に起き上がり、立ち上がり、歩くことができませんでした。

 ちなみに私の場合は19日目から毎日、整体に通い、その4日後から歩けるようになりました。

 手術は避けたかったので、本当に良かったです。

 それから4ヵ月ほど経った今は整体に通い続けたお蔭でほぼ以前と同じように動けるようになりました。

 その時に、人間の「歩く」ということがどれほどすごいことで、またそれはそれで重労働で、「歩ける」ということがどれほどありがたいかを痛感しました。

 と同時に最初は臥せたまま食事をしていましたので、座って食事をするのと違い、食べ物が上あごに当たるというか、上の歯を使うというか、舌に乗らないというか・・・「食事とはこれほど美味しくなかっただろうか?」とも思いました。

 既に言い古されているように、人間、「足と口が衰えたら終わりだなー」とつくづく思いました。

 また臥せていた時に家内が動いているのを見て、腰にどれほどの負担がかかり、大変な役割をしているかも気付きました。

 まさに字の如く「体の要」です。

 家や病院で横になっているのは治療上、生活上、楽ですが、年老いてからはそのことに慣れてしまうと、筋肉が削げ落ち、歩く力、動く力が衰え、良くないと思います。

 ですから本当は少々、無理をしても「歩く」、「動く」ことを自ら心がけ、取り組まなければならないのでしょう。

 本日の日経朝刊 第36面に「歩く、歩く」(林 望氏)というコラムが載りました。

 氏の父は九十五歳で大往生されたそうです。

 氏に言わせると、

 『父が、最後まで健康で「元気に死んだ」のは、たぶん日々歩きに歩いていたということが、相当に大きな意味を持っていたのではないかと思われる。

 足腰が弱るといけない、というのが父の晩年の口癖で、朝起きると散歩、午後にも散歩、そして夕食を食べ終わると、あとはのんびりして、さっさと寝てしまう。まことに絵に描いたような早寝早起きの生活であった。

 そうして、父は最後まで自分の足でしっかりと歩きながら、死ぬ一時間前まで健康で元気でいたのだから、まさに望ましい死に方、大往生というべきものであった。』

 それにならって、氏自身(現在66歳)も、「毎日四キロ弱を極力速歩で歩くということを日課として何年になるだろうか。もう十年ほどにはなろうかと思われる。」そうです。

 「私自身は、若いころからずっと自動車の運転が大好きだったせいもあって、あまり歩かなかったし、また高校生のころにラグビーで傷めた腰が宿痾(しゅくあ)となって、ねんじゅう腰痛を抱えているようなあんばいであった。

 ところが、あるとき正しい姿勢で、正しい運動で歩くと、腰の痛みを克服できるということを教えてくれた人があって、それ以来、私はぎっくり腰で動けないということにもならず、無事暮らしてきたのである。

 この正しい歩き方というのは、

 1.両手に何も持たず、骨盤の中心に自分の体重の重心が来るように意識して姿勢を定める。

 2.真っ直ぐ前方を見ながら、あたかも時計の振り子のように、両足を前へ振り出して、かかとから着地し、親指で蹴るような気持ちで進む。

 3.自然に手を振る。あまり大きく振ると重心が狂うので却(かえ)ってよくない。

 4.平坦(へいたん)で滑らない道を適切なウォーキング・シューズを履いて歩く。

 5.毎日コンスタントに同じ距離を歩く。

 6.できるだけ速歩で、すこし汗ばむ程度の強歩とするが、決して走ってはいけない。

 とまあ、書いてみればこんなことで別に目新しいことではない。が、要するに、ゴルフをしながら歩くとか、犬の散歩とか、そういう歩き方とはまったく違うということである。」

そうです。

 若い内はウォーキングなどと年寄り臭いと思い勝ちですが、歩ける内に、歩く力を強くし続けることはとても大切なことのようです。

 以上です。

投稿者:株式会社コストダウン 日時:07:45 | 

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